グライ・イカン・トンコル|Gulai Ikan Tongkol
Gulaiは、ココナッツミルクやスパイスを使った煮込み料理の総称。
Gulaiと呼ばれる料理はマレーシアだけでなくインドネシア等にもありますが、今回はマレーシア料理としてピックアップしてみました。
ちなみに”Ikan Tongkol”は、スマという魚のことでカツオやマグロの仲間だそうです。
なので馴染みのある料理名に直すと、「魚のココナッツカレー」になります。
マレーシアの東海岸(トレンガヌ州、クランタン州)でよく食べられる伝統的な料理で、ナシダガン(Nasi Dagang)の付け合わせ料理として定番中の定番です。
ナシダガンはココナッツミルクで炊いたご飯のことなんですが、ほんのり甘みを感じる料理です。
そのため付け合わせとなるこの料理には、しっかり辛味を効かせた方がバランスが取れます。
材料

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魚(マグロ・カツオなど) | 200g |
サラダ油 | 大さじ3~4 |
エシャロット | 40g |
タマネギ | 60g |
ニンニク | 1片 |
ショウガ | 10g |
ガランガル | 10g |
Ⓐクミンシードパウダー | 小さじ1/2 |
Ⓐコリアンダーパウダー | 小さじ1 |
Ⓐターメリック | 小さじ1/4 |
Ⓐフェネグリークシード | 小さじ1/2 |
水 | 100ml |
ココナッツミルク | 100ml |
タマリンド | 15g |
赤唐辛子パウダー | お好みで調整 |
インゲン | 4~5本 |
- エシャロットは紫タマネギで、ガランガルは香りが少し異なりますがショウガで代用可能です。
- 赤唐辛子の量はお好みでご調整ください。サンバルなどのチリペーストでもOK。
- 魚の種類はカツオやマグロが本場に近いようですが、お好みの種類で良いと思います。見た目を本場に寄せるのなら、ステーキカットされているものがオススメ。
- ナシダガンの付け合わせにするのであれば、インゲンは省いてもOK。
作り方
- 魚に軽く塩(分量外)を振る。10分ほど置いて水で洗い流してから水気をふき取る。
- エシャロット、タマネギ、ニンニク、ショウガをフードプロセッサーにかけて擦り下ろす。
- ガランガルは皮を削いでから千切りにする。鍋にサラダ油(大さじ1)を熱しガランガルを炒める。
- 鍋に❷を加え、弱火~中火で8分ほどじっくりと炒める。(必要に応じて油を追加する。)
- 鍋にⒶのスパイスを加え、❹と混ぜ合わせながら弱火で1~2分炒める。(パウダースパイスは焦げやすいので注意。)
- 鍋に水とココナッツミルクを加え、❺と混ぜ合わせながらひと煮立ちさせる。
- 魚を加え、弱火で10~15分ほど煮込む。インゲンも食べやすい大きさに切り、途中で加えて煮込む。
- タマリンドの果肉をさやから取り出し、ぬるま湯(大さじ3)に5分ほど浸けておく。果肉が柔らかくなったら手やスプーンで身を崩しながら、ぬるま湯に溶かす。
- ❽のタマリンドジュースを濾して鍋に加える。
- サラダ油(大さじ2程度)と赤唐辛子パウダーをよく混ぜ合わせてから鍋に加える。最後に塩で味を調整する。