グアテマラ料理

グアテマラ料理は、この地域に古くから根付くマヤ文明の食文化をベースに、スペイン料理の影響も受けながら発展したもの。主食はトウモロコシ粉で作る薄いパン、トルティーヤ
トルティーヤをはじめとしてトウモロコシを使う料理が多いが、日本で一般的なスイートコーンとはだいぶ異なり、粒が固く甘みもないフリントコーンなどが主流。フリントコーンは生では食べず、加工して使うのが基本。

グアテマラの代表的な料理はタマーレスペピアンなど。タマーレスはマサ(トウモロコシをすり潰してペースト状にしたもの)のなかに肉や野菜を詰め、バナナの葉で包んで蒸した料理。メキシコでも食べられている料理で、クリスマスや祝祭日の定番料理。

ペピアンはグアテマラ料理のなかでも長い歴史を持ち、国民食ともいえるシチュー。鶏肉や牛肉などに、トウモロコシやカボチャなどの野菜、様々な香辛料を煮込んで作る。こちらもお祝いの際に作ることが多い。

また、グアテマラは山岳地帯に囲まれ火山灰の土壌に恵まれるなど、コーヒー栽培に適した条件が揃っており、コーヒーの産地として有名。一般的にグアテマラコーヒーは、やや強めのフルーティーな酸味と、甘い香りが特徴とされる。