ブルネイはボルネオ島の北部に位置する、三重県とほぼ同じ面積の小さな国。ボルネオ島の先住民族由来の伝統食もある一方で、マレーシアやインドネシア、中国など周辺国の食文化の影響も強く受けている。
例えば牛肉をココナッツミルクや香辛料で煮込むルンダンはボルネオの代表的料理でもあるが、マレー系のムスリム諸国では広く食べられているため、どちらかと言えばインドネシアやマレーシアの料理というイメージが強い。
一方で、ブルネイ特有の料理とされるのがアンブヤット。これはサゴヤシの澱粉で作るわらび餅…のような何とも形容しがたい食べ物で、それ自体に味はない。味はソース次第で、ドリアンのフルーツソースやチリソースが一般的。アンブヤットの調理自体は簡単、かつ意外にもサゴヤシの澱粉は日本でも手に入る…ということでいつか作ってみます。