チャプチャイ|Capcay
インドネシアといえば、ルンダンやサテなどの肉料理が有名ですが、その中で野菜をたっぷり取れる料理として現地の家庭でも重宝されているのが「チャプチャイ」。
インドネシア風の八宝菜とも呼ばれますが、調味料は八宝菜と大きくは変わらず、日本人にも馴染みのある味付けです。
違いがあるのはむしろ具材の方。
例えば八宝菜ではウズラの卵や豚肉、タケノコをよく使いますが、チャプチャイではほとんど見かけません。
その代わりによく登場するのがバクソ(牛肉団子)やブロッコリー。八宝菜ではあまり使われない具材です。
もっとも材料に厳密な決まりはないので、アレンジは自由にできます。(確実に入ってるのはニンジンくらい。)
また、チャプチャイにはスープ風に仕上げる「Capcay Kuah」と、炒めて汁気を飛ばす「Capcay Goreng」の二つのスタイルがありますが、今回は「Capcay Kuah」寄りのレシピを紹介します。
材料

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ブロッコリー | 100g |
チンゲン菜 | 1束(80~120gくらい) |
ヤングコーン | 4本 |
マッシュルーム | 3個 |
乾燥キクラゲ | 3g |
ニンジン | 50g |
肉団子 | 90~120g |
ニンニク | 1片 |
鶏がらスープの素 | 小さじ1 |
水 | 200ml |
醤油 | 大さじ1 |
オイスターソース | 大さじ1 |
コーンスターチ | 小さじ2~3 |
白胡椒 | 適量 |
- 具材に厳密な決まりはないため、例えば、
ブロッコリー → カリフラワー
マッシュルーム → しめじ
チンゲン菜 → 白菜
肉団子 → 海老
など、好みで置き換えてもらって大丈夫です。分量もお好みでご調整ください。 - 肉団子はインドネシアでよく使われるバクソの代わりです。牛肉がベストですが、鶏肉でもOKです。
- とろみ付けにはコーンスターチを使うのが現地の主流ですが、片栗粉でも代用可能です。
作り方
- 【下準備】乾燥キクラゲをぬるま湯で戻す。野菜はそれぞれ食べやすい大きさに、肉団子も1/3~1/2の大きさに切る。ニンニクはみじん切りに。
切り方はお好みですがこんな感じで
- フライパンに油(大さじ2~3)をひき、ニンニク、ニンジン、ブロッコリー、ヤングコーン、肉団子を加え、ニンニクの香りが立つまで炒める。
- 鶏がらスープの素、水、醤油、オイスターソースを加え、ひと煮立ちさせる。
- キクラゲ、マッシュルーム、チンゲン菜の茎を加え、具材に火が通るまで中火で煮込む。(ニンジンやブロッコリーに火が通っていればOK。)最後にチンゲン菜の葉を加え、サッと火を通す。
- 水溶きコーンスターチを回し入れ、少しとろみをつける。
- 最後に好みで白胡椒を振り、香りと辛味のアクセントをつける。