ダダール・グルン|Dadar Gulung
生地にココナッツミルク。
フィリングにもココナッツ。
そして甘さもココナッツから。
ココナッツを味わい尽くすためにあるような、インドネシアのスイーツ「ダダール・グルン」。
目を引く緑色は、東南アジアで定番のパンダンリーフ由来。ほんのりと甘い香りがする「東洋のバニラ」とも呼ばれる植物です。
フレッシュな葉を刻んで抽出した液を着色料&香料として使うのが正統な作り方ですが、日本では手に入りづらいうえ、使い切るのも難しいのが正直なところ。
そこで今回は保存もきいて、手軽に使えるパンダンエッセンスを使います。実際に本場インドネシアでもエッセンスを使うことは多いそうです。
また、フレッシュなパンダンリーフ液は植物特有の青臭さもありますが、パンダンエッセンスには青臭さがほぼないため、初めて試す方にはオススメです。
材料

![]() |
|
■フィリング | |
ココナッツシュガー | 30g |
塩 | 少々 |
水 | 大さじ4 |
ココナッツロング | 60g |
■クレープ生地 | |
小麦粉 | 60g |
卵 | 1個 |
ココナッツミルク | 100ml |
水 | 60ml |
パンダンエッセンス | 小さじ1/4 |
塩 | 少々 |
- クレープ生地は18~20㎝程度の大きさで4枚作れる分量です。
- ココナッツシュガーが無い場合は黒糖で代用します。本場では「グラメラ」というヤシ砂糖を使います。
- 現地レシピ基準だと甘すぎたため、砂糖の量は控えめに調整しています。お好みでご調整ください。
作り方
【フィリング】
- 小鍋にココナッツシュガー、塩、水を加え、弱火で溶かす。
- ココナッツロングを加え、炒め煮しながらココナッツシュガーとよく馴染ませたら、火を止めて冷ましておく。
【クレープ生地】
- ボウルに生地の材料を入れ、ダマが無くなるまで混ぜ合わせる。
生地の色はこんな感じ
- フライパンに薄く油を塗り、弱~中火にかける。
- 生地をフライパンに流し入れ(約60g/枚)、薄く広げて焼く。
- 表面が乾いてきたらひっくり返し、裏面も焼く。
【仕上げ】
- クレープ生地を広げ、手間側にフィリングを置く。(1枚あたり25~30g)
- 生地の左右を中央に折り込み、下から上に巻いていく。