

バグリール|Baghrir
バグリールは、モロッコやアルジェリアで親しまれている”穴あきパンケーキ”です。
イースト発酵で生まれる無数の穴から、はちみつやバターがじゅわっと染み込むのが最大の魅力。
底面はしっかりと焼くのでカリッと仕上がりますが、表面は焼かずに蒸し上げるように火を通すため、もっちりとした食感も楽しめます。
ちなみに、穴あきパンケーキといえばイギリスのクランペットも有名ですが、これは小麦粉が主体で厚みもしっかりしています。
一方のバグリールは、セモリナ粉が主体で生地も薄めなので、食感や味わいはまったく別物です。
材料

| Ⓐセモリナ粉 | 100g |
| Ⓐ小麦粉 | 40g |
| Ⓐドライイースト | 小さじ1/2(2g) |
| Ⓐぬるま湯(40~42℃) | 220ml |
| Ⓐ砂糖 | 大さじ1 |
| Ⓐ塩 | 少々 |
| はちみつ | お好みで |
| バター | お好みで |
- はちみつとバターの比率は基本的に1:1ですが、お好みで問題ありません。
- あれば小さじ1/2程度のベーキングパウダーを加えると、穴がより安定して開きやすくなります。ただし、ドライイーストだけでも適切に発酵させれば穴は開くので、必須ではありません。
作り方
- ボウルにⒶの材料をすべて入れ、ダマが無くなり滑らかになるまでミキサーで撹拌する。
- ボウルにラップをかけ、常温で30分ほど置く。生地が少し膨らみ、表面に細かい泡が出ていれば発酵完了。
- フライパンを弱~中火にかけ、油をひかずに生地を1枚分ずつ流し入れて底面を焼く。
- 表面にぽつぽつと穴が開き、生地が乾いたら焼き上がり。焼くのは底面だけなので裏返さない。
- ハチミツと溶かしたバターを混ぜ合わせ、たっぷりとかける。
- 厚く焼いてしまうと「穴が開きにくい&表面に火が通りにくい」ので、生地は薄めに広げるのがポイント。