ニョッキ(Gnocchi)とは?
言わずと知れたイタリア料理であり、パスタの一種でもある『ニョッキ』。
(ちなみに『ニョッキ』は複数形らしく、単数形では『ニョッコ』らしいですよ。)
今ではニョッキは小麦粉とジャガイモで作るものが一般的ですが、古くはジャガイモを使わずに、セモリナ粉や小麦粉のみで作られていました。
ニョッキは古代ローマ時代からあったとされる歴史の長い料理ですが、ジャガイモを使うようになったのは南米からヨーロッパに持ち込まれた16世紀以降だそうです。
また、ニョッキは木曜日に食べることが多かったそうです。キリスト教では金曜日は質素な食事で済ます慣習があり、腹持ちの良いニョッキを木曜日に食べておこう、ということらしいです。
でも、平日の夜に生地からニョッキを作るのも大変ですし、私は土日にしか作りませんけどね…
今回のニョッキはジャガイモではなく、秋らしく生地にもソースにもカボチャを使い、食感のアクセントにクルミをトッピングしたものです。ハロウィンにもうってつけの料理だと思いますので、是非お試しください!
材料
<分量:3~4人分>
カボチャ:1/4個(正味450g)
バター:20g
塩:2つまみ
シナモンパウダー:小さじ1
薄力小麦粉:150g
パルミジャーノチーズ:適量
クルミ:適量
バター:20g
塩:2つまみ
シナモンパウダー:小さじ1
薄力小麦粉:150g
パルミジャーノチーズ:適量
クルミ:適量
<ソース>
パンチェッタ(もしくは生ベーコン):70g
オリーブオイル:小さじ1
カボチャペースト:40~50g
生クリーム:200ml
牛乳:50ml(適量)
パンチェッタ(もしくは生ベーコン):70g
オリーブオイル:小さじ1
カボチャペースト:40~50g
生クリーム:200ml
牛乳:50ml(適量)
- 小麦粉は強力粉を使うともちもち感が増しますが、個人的には薄力粉でも充分もちもち感はでると思います。強力粉は吸水量が高いため、薄力粉より少ない分量で生地がまとまる点も特徴です。
- 小麦粉の分量はカボチャの水分量にもよって変わるため、「生地がベタつかずに成形できる程度の柔らかさ」を目安に調整してください。
作り方
- <ニョッキを作る>
カボチャの種、わた、皮を取り除いて一口大に切る。切ったカボチャと水(大さじ1)を耐熱皿に入れ、ラップをして電子レンジで加熱する。(加熱時間は600Wで100gにつきおよそ1分~1分半目安です。カボチャがまだ固い場合は、加熱時間を伸ばしてください。) - カボチャが熱いうちにバター、塩、シナモンパウダーを加え、マッシャーやフードプロセッサーで潰してペースト状にする。このうち40~50gは、ソースに使うため取り分けておく。
- 小麦粉を複数回に分けて加え、カボチャと混ぜ合わせる。
- まな板に打ち粉をし、生地を棒状に伸ばす。お好みのサイズでカットし、お好みの形に成形する。(トップ画像のニョッキは、1個15g程度でカットしています。)
- 塩分濃度1%のお湯で茹でる。茹で上がると浮き上がってきます。
- <ソースを作る>
フライパンにオリーブオイルを引き、パンチェッタを炒める。 - フライパンにカボチャペーストと生クリームを入れ、カボチャペーストを溶かすように混ぜ合わせる。牛乳は濃度調整のため適量をお好みで加える。
- <仕上げ>
茹でたニョッキをソースと混ぜ合わせる。お好みでパルミジャーノチーズとクルミを散りばめて完成!
- ニョッキを茹でる際は、深めの鍋にたっぷりのお湯で茹でると茹で上がりのタイミングが分かりやすいです。
- ニョッキを成形する際に、フォークの背などで窪みをつけるとソースがより絡みやすくなります。今回はその手間を省いてしまいました…(が、ソースの粘度を高めに作れば窪みが無くても充分絡みます。)