ババガヌーシュ|Baba Ghanoush
ババガヌーシュはレバント地方発祥の焼きナスのペースト。現代の国に当てはめるとシリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、パレスチナやエジプトなど広範囲ですが、ここではレバノン料理としておきます。
中東料理として有名なフムスに似ていますが、作り方は実際ほぼ同じで、フムスをひよこ豆ではなく焼きナスで作るとババガヌーシュになります。また、食べ方もフムスと同じで、前菜としてピタパンにつけて食べます。
ただ、あえて比較するのであればババガヌーシュの方が癖が少なく食べやすいと個人的には思います。
ちなみに似た料理は他の地域にもあり、例えばトルコではヨーグルト入りの焼きナスペーストが「パトルジャン・サラタス」として知られています。
また、地理的には少し離れますが、モロッコのザアルークも焼きナスのペーストという意味では似た料理と言えそうです。
材料
<分量:2人分>
【A】ペースト
ナス:4本
クミンパウダー:小さじ1/2
練りゴマ:大さじ2
ニンニク:1片
レモン果汁:小さじ2
オリーブオイル:大さじ1
ナス:4本
クミンパウダー:小さじ1/2
練りゴマ:大さじ2
ニンニク:1片
レモン果汁:小さじ2
オリーブオイル:大さじ1
<仕上げ用>
イタリアンパセリ:少し
パプリカパウダー:少し
オリーブオイル:適量
ザクロ:少し
イタリアンパセリ:少し
パプリカパウダー:少し
オリーブオイル:適量
ザクロ:少し
- あれば練りゴマではなくタヒニを使うと本格的。日本の練りゴマは一般的にしっかり焙煎したゴマを使いますが、タヒニは生もしくは浅煎りのゴマが一般的です。
- ナスの大きさがそれぞれ異なると思うので、特にレモン果汁やクミンパウダーの分量は味見をしながらご調整ください。
- 仕上げ用のイタリアンパセリ、パプリカパウダー、ザクロは彩りが主目的で味に大きな影響はないため省いても大丈夫です。オリーブオイルはあった方が良いかなと思います。
作り方
- オーブンや魚焼きグリルでナスが柔らかくなるまで焼く。焼けたら皮を取り除き、絞って水分を切る。(皮は焦げてもOK。焼き時間はオーブンであれば170℃で20~30分。焼く前に皮に少し切り目を入れておく。)
- フードプロセッサーに【A】の食材を入れ、ペースト状になるまで撹拌する。
- お皿に盛り付ける。仕上げにパセリ、パプリカパウダー、オリーブオイル、ザクロなどをお好みで飾り付ける。通常ニンニクは生のまま使いますが、ニンニクの辛みが苦手な場合は茹でこぼしてから
- 通常ニンニクは生のまま使いますが、生のニンニク特有の辛みや香りが苦手な場合は茹でこぼしてからご利用ください。