フムス(Hummus)とは?
フムスはレバノンやイスラエルの他に、エジプト、イラク、パレスチナ、シリア、トルコなど中近東の広い地域で食べられている伝統的な家庭料理です。
茹でたひよこ豆をタヒニという中東版の練りゴマとあわせてペースト状にした料理で、野菜やピタパンのディップとして食べることが一般的です。
近年では中東諸国に限らず、ひよこ豆やゴマ、オリーブオイルなど健康や美容に良いとされる食材がふんだんに使われていることから、特にヘルシー志向な界隈を中心に欧米諸国でも定着しています。
また、フムスは味だけでなく盛り付け方も非常に重要とされています。パセリやパプリカパウダーを使っていかに綺麗に盛り付けるか、と言う点もこの料理の楽しみ方の1つです。
なお、フムスの起源はオスマン帝国時代のトルコとする説もあるようですが、明確には分かっていません。
そのため起源争いが生じるわけですが、特にレバノンとイスラエルの間では「世界最大のフムス」という形で熾烈に争われています。(ちなみに、現在はレバノンが「世界最大のフムス」のギネス記録を保持しています。)
材料
<分量:2~3人分>
乾燥ひよこ豆:100g
ひよこ豆の茹で汁:60ml~70ml
白練りゴマ:大さじ3
オリーブオイル:大さじ1
クミンシードパウダー:小さじ1
ニンニク(すりおろし):小さじ1
レモン果汁:大さじ1/2
塩:適量
イタリアンパセリ:適量
パプリカパウダー:適量
デュカ:適量(大さじ1)
オリーブオイル(仕上げ用):適量
ひよこ豆の茹で汁:60ml~70ml
白練りゴマ:大さじ3
オリーブオイル:大さじ1
クミンシードパウダー:小さじ1
ニンニク(すりおろし):小さじ1
レモン果汁:大さじ1/2
塩:適量
イタリアンパセリ:適量
パプリカパウダー:適量
デュカ:適量(大さじ1)
オリーブオイル(仕上げ用):適量
- ひよこ豆は水煮缶でもOKですが分量にご注意ください。
乾燥ひよこ豆の100gは、水煮缶だと220gくらいになります。 - 茹で汁の量はペーストの固さに合わせて、お好みでご調整ください。
- イタリアンパセリ、パプリカパウダー、デュカは彩りを主目的としているため必須ではありません。
作り方
- 乾燥ひよこ豆を軽く洗い、たっぷりの水に一晩(最低6時間以上)浸しておく。
- 豆の3倍量の水で30分~1時間ほど茹でる。茹で汁は後で使うため、捨てずに残しておく。茹で終わったらザルにあげ、水気を切って粗熱を取る。
- ひよこ豆、白練りゴマ、オリーブオイル、クミンシードパウダー、ニンニク、レモン果汁、ひよこ豆の茹で汁を容器に入れ、ペースト状になるまでミキサーやフードプロセッサーで撹拌する。
- ペーストをお皿に盛り付け、イタリアンパセリ、パプリカパウダー、デュカ、オリーブオイルなどで彩って完成。(ペーストは渦上に盛り付けることが多いです。)
- 水煮缶のひよこ豆を使う場合、水に一晩浸しておく工程は不要です。
ただし、茹でる工程は水煮缶でも行った方が滑らかなペーストになります。(茹で時間は短縮可。) - ペーストをより滑らかにするため、茹でた後にひよこ豆の皮を取り除くことがありますが、これはお好み次第です。
剝かなくても問題はなかったです。