
スーゴ・アッラ・ジェノベーゼ|Sugo alla genovese
ジェノベーゼパスタと聞いて、皆さんはどんなパスタを思い浮かべますか?
日本ではバジルペーストのパスタをイメージすることが多いのではないでしょうか。
ただ実はイタリアで単に「ジェノベーゼパスタ」と言う場合は、肉とタマネギで作るパスタのことを指します。
炒めた肉とタマネギをじっくり煮込んで作るため、色も緑色ではなく茶色です。
そもそも世界的には、バジルペーストは「ペスト」もしくは「ペスト・ジェノベーゼ」と呼ばれています。
つまり日本で一般的なバジルペーストのパスタを指す場合、本来であれば「ペスト・ジェノベーゼのパスタ」と言う必要があるのですが、日本では「ペスト」が抜け落ちてしまっているんですね。
一方で、肉とタマネギで作るソースのことを「スーゴ・アッラ・ジェノベーゼ」と呼び、こちらはタマネギの甘味が主役のソースです。リガトーニやペンネなど筒状のパスタとあわせるのが一般的です。
少し手間のかかるソースですが、その美味しさは格別。時間にゆとりのある日に作るのがオススメです。
材料

| セロリ | 1本 |
| ニンジン | 1/2本 |
| ニンニク | 2~3片 |
| タマネギ | 2個 |
| 豚肩ロース | 250~300g |
| 牛肩ロース | 250~300g |
| 白ワイン | 200ml |
| 水 | 250ml |
| ローリエ | 1枚 |
| リガトーニ | 400g |
| パスタの茹で汁 | 120ml |
| イタリアンパセリ | 適量 |
- リガトーニが無い場合はペンネでも大丈夫です。
作り方
- セロリ、ニンジン、ニンニクはみじん切りに、タマネギは薄切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、表面に焼き色が付くまで強火で豚肩ロースと牛肩ロースを焼く。焼けたら一度フライパンから取り出す。
- セロリ、ニンジン、ニンニク、タマネギに塩を振り、タマネギがとろりとするまで❷の鍋で炒める。オリーブオイルが足りない場合は必要に応じて追加する。
- 肉を鍋に戻し白ワイン、水、ローリエを加える。水分がほぼなくなるまで、弱火で1時間半~2時間ほど煮込む。(目安はタマネギが溶け、肉がフォークでほぐせる柔らかさになるまで。肉は途中で適宜ほぐしておく。)
- 塩分濃度1%のお湯でリガトーニを茹でる。茹で時間はパッケージ表記に従う。
- ❹のソースにパスタの茹で汁を加え、リガトーニと絡める。塩で味を整え、最後にイタリアンパセリを散らす。
