南国の香り漂うスイートポテト:ココナッツカウカウ

ココナッツ・カウカウ(Coconut Kaukau)とは?

パプアニューギニア料理で検索すると、トップに出てくるのは恐らく「アイギール」や「ムームー」でしょうか。

ただ、どちらも真面目に再現しようとすると非常に難易度が高いんですよね…(地面を掘って、焼き石を準備して、バナナの葉に包んで具材を蒸す、という工程がもう無理…まぁ普通に蒸せばいいだけかもしれませんが。)

ということで、比較的簡単にできそうな料理を探して見つけたのが「ココナッツ・カウカウ」です。

カウカウとはサツマイモのような甘いイモのことで、パプアニューギニアの一部地域では主食とされています。ただし、日本のサツマイモほどは甘くないようです。

焼いたサツマイモをくり抜き、マッシュしたうえでココナッツクリームやニンニク等と混ぜ合わせて再び焼く、という日本のスイートポテトを思わせるような料理です。

ニンニクやタマネギを入れるので奇抜に見えますが、この組み合わせは意外に美味しいです。

サツマイモはものによって大きさがだいぶ異なりますので、下記の分量はあくまで目安とし、味見をしながらご調整いただければと思います。

材料

<分量:2人分>

サツマイモ:1個(300g)
【A】
ニンニク:1片(小さめ)
紫タマネギ:1/4個
バター:20g
ココナッツクリーム:大さじ2
オレンジジュース:大さじ1
パプリカパウダー:小さじ1/2
塩胡椒:少々
<仕上げ>
イタリアンパセリ:少々
ココナッツフレーク:少々
  • 今回は使いませんでしたが、シナモンやジンジャーパウダーを入れるレシピもあるようです。
  • ココナッツクリームはココナッツミルクで代用できますが、濃度が違うのでココナッツミルクの場合は量を増やしてください。

作り方

  1. オーブンで焼き芋を作る。縦半分にカットし、中身をくり抜いてマッシュする。(焼き時間はサイズによって異なると思いますが、160℃で約90分焼いてます。)
  2. ニンニクと紫タマネギをみじん切りにし、フライパンで軽く炒める。(ニンニクが色づく程度まで。)
  3. マッシュしたサツマイモと【A】の材料を混ぜ合わせる。紫タマネギは少量だけ混ぜずに残しておく。
  4. くり抜いたサツマイモに3.の具材を詰める。残しておいた紫タマネギを上面にふりかける。
  5. 160℃のオーブンで10分焼く。
  6. 仕上げにイタリアンパセリとココナッツフレークをふりかける。
  • サツマイモをくり抜く時は皮面ギリギリまでくり抜くのではなく、皮面から3~5㎜程度は身を残しておくのがオススメです。そうすることでホクホクとしたサツマイモの食感が残ることに加え、器としての安定性も高まります。
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