ヒュンカル・ベーエンディとは?
ヒュンカル・ベーエンディは、ペースト状にしたナスのクリームソースに、牛肉やラム肉のトマトシチューをかけた料理です。(※昔はラム肉のレシピが主流でしたが、今は牛肉のレシピも多くあります。)
料理名には「スルタン(=オスマン帝国の皇帝)のお気に入り」という意味があり、その名の通り皇帝や上流階級の人々に愛された宮廷料理として位置づけられてきました。当時はラム肉が高級食材だったことも影響しています。
ちなみにトルコ料理ではナスを使う料理や、不思議なネーミングの料理をよく見かけますが、どちらの特徴も持ち合わせるヒュンカル・ベーエンディは非常にトルコらしい料理と言えるかもしれません。
材料
<分量:2人分>
タマネギ:80g
ニンニク:1片(5g)
トマト:1個
トマトペースト:大さじ1
牛肉(シチュー用):200g
ローリエ:1枚
水:200ml
ニンニク:1片(5g)
トマト:1個
トマトペースト:大さじ1
牛肉(シチュー用):200g
ローリエ:1枚
水:200ml
ナス:400g(3~5本)
バター:30g
小麦粉:大さじ1
牛乳:50ml
チーズ:40g
ポッカレモン:小さじ1/2
バター:30g
小麦粉:大さじ1
牛乳:50ml
チーズ:40g
ポッカレモン:小さじ1/2
- 牛肉ではなくラム肉を使う場合、少し臭みがあるのでローリエを増やしたり、クミンを入れると良いです。万人受けするのは牛肉の方だと思います。
- チーズは市販のピザ用チーズでOK、ポッカレモンはレモン果汁でもOKです。
作り方
- タマネギとニンニクをみじん切りにする。フライパンに適量の油を引き、色づくまで炒める。
- トマトペーストと角切りにしたトマトを加え、水分が飛ぶまで炒める。(皮が気になる場合はあらかじめ湯剥きする。)
- 一口大に切った牛肉を加え、焼き目をつける。
- ローリエと水を加え、弱火で30分~1時間ほど煮込む。(水分が少し残る程度まで。)味は塩胡椒で整える。
- ナスをオーブンやグリルで焼く。(皮がシワシワになるくらいが目安。)
- ナスの皮とヘタを取り除き、細かく刻む。
- フライパンにバターを入れ、小麦粉を炒める。バターと小麦粉が混ざったら、牛乳、チーズ、ポッカレモン、ナスを加え、炒め合わせる。こちらも塩胡椒で味を整える。
- お皿にナスのクリームソースを敷き、その上にシチューをかけて完成。
- ナスは前もって切りこみを数本入れておくことで、皮が剥きやすくなります。
- ナスは完全にペースト状にしても良いですし、みじん切りにとどめておいても良いです。