パプリカーシュ・チルケとは?
パプリカーシュ・チルケは、鶏肉をパプリカパウダーとサワークリームで煮込んだ、ハンガリーを代表する料理の一つです。ほとんどシチューみたいなものですが、サワークリームにより少し酸味がある点が特徴です。
同じくハンガリーを代表する料理「グヤーシュ」にも似ていますが、グヤーシュではサワークリームが基本的に使われないこと、鶏肉ではなく主に牛肉もしくは豚肉が使われることが違いです。一方、パプリカパウダーはどちらの料理にも欠かせない食材です。
また、パプリカーシュにはハンガリー版のショートパスタ「ガルシュカ」を付け合わせるのが一般的だそうですが、作るのが手間な場合はお好みのショートパスタで代用していただいても大丈夫です。
ちなみにハンガリーではガルシュカを作るための専用器具がありますが、これは日本のおろし器(穴が大きめのタイプ)でも代用可能です。
材料
<分量:2人分>
<パプリカーシュ・チルケ>
タマネギ:1/4個(80~90g)
ニンニク:1片
トマト:小さめ1個
パプリカ:1/4個
バター:20g
鶏手羽元:6本
パプリカパウダー:大さじ1
水:200g
チキンコンソメ:1個(5g)
サワークリーム:50~60g
小麦粉:10g
タマネギ:1/4個(80~90g)
ニンニク:1片
トマト:小さめ1個
パプリカ:1/4個
バター:20g
鶏手羽元:6本
パプリカパウダー:大さじ1
水:200g
チキンコンソメ:1個(5g)
サワークリーム:50~60g
小麦粉:10g
<ガルシュカ>
小麦粉:160g
全卵:1個
水:90~100g
塩:適量
小麦粉:160g
全卵:1個
水:90~100g
塩:適量
- 鶏肉はモモ肉など他の部位でも問題ありません。
- トマトはものによって酸味が強い場合があるため、その場合は量を少な目にするなどご調整ください。
作り方
<下準備>
- タマネギとニンニクをみじん切りにする。
- トマトを湯剥いてからみじん切りにする。
- パプリカを小さく角切りにする。
- 鶏肉には塩胡椒をまぶし、下味をつけておく。
<パプリカーシュ・チルケ>
- フライパンにバターを溶かし、鶏肉の表面がキツネ色になるまで焼く。(この時点では中まで火が通りきらなくてもOK。)
- 鶏肉を一旦フライパンから取り除き、タマネギ、ニンニク、パプリカを加えて火が通るまで炒める。
- トマトを加えて引き続き炒める。トマトの水分が少し飛んだら、パプリカパウダーを加えて具材と混ぜ合わせる。
- 水とチキンコンソメを加えて煮立たせたら、サワークリームと小麦粉を加えてソースにとろみをつける。
- ソースに鶏肉を戻し、15分~20分ほど弱火で煮込む。
- 鶏肉とソースをお皿に盛り、付け合わせにガルシュカを添えて完成。
- パプリカパウダーは非常に焦げやすいため、混ぜる時は火を止めた方が無難です。
- サワークリームと小麦粉は、別の容器で少量のソースとしっかり混ぜ合わせてから加えるとダマになりづらいです。
<ガルシュカ>
- 材料を全て混ぜ合わせて生地を作る。
- たっぷりのお湯に1%程度の塩を加えて沸騰させる。
- 生地をおろし器の上にのせて、おろし器の穴を通して生地をお湯に落とす。(分かりづらいのでイメージはリンク先の動画をご参照ください。)
- 生地が浮いてきたらお湯から取り出し水を切る。(茹で時間は大体30秒~1分程度で充分です。)