【名前の意味は「古い服?」】キューバの国民食:ロパ・ビエハ

ロパ・ビエハ(Ropa Vieja)とは?

弱火で煮込んで細く裂いた牛肉(=シュレッドビーフ)を、更にトマトで煮込んでお米と食べる料理「ロパ・ビエハ」。

カナリア諸島やラテンアメリカの国々で食べられている料理ですが、特にキューバでは国民食として有名です。

地域によってバリエーションは様々ですが、キューバでは黒インゲン豆と揚げたプランテンを添えて食べることが多いようです。

ちなみに「ロパ・ビエハ」は直訳すると「古い服」となります。料理に似つかわしくない名前ですが、裂かれた肉が糸のほつれた古い服のように見えることから付けられた名前とされています。

ロパ・ビエハの調理工程に難しいポイントはありませんが、圧力鍋が無い場合は煮込み時間に最低2~3時間はかかる料理なので、ご注意ください。

材料

<分量:2~3人分>

<シュレッビーフ>
牛モモ肉:300g
ローリエ:2枚
ニンニク:2片
タマネギ:1/2個
ニンニク:1片
タマネギ:1/2個
ピーマン:2個
赤パプリカ:1/2個
クミンパウダー:小さじ1/2
オレガノ:小さじ1
カットトマト缶:300g
顆粒コンソメ:大さじ1/2
ピメントオリーブ:10個くらい
カイエンペッパー:お好みで
<サフランライス>
バスマティライス:1.5合
サフラン:1つまみ
  • 牛肉は赤身かつ塊肉で準備できる部位を使用します。レシピではモモ肉を使っていますが、肩肉でも作れます。
    海外レシピはFlank Steak(外バラ)を使っているものがほとんどですが、塊ではなかなか手に入らないと思います。
  • ピメントオリーブが無い場合は、普通のグリーンオリーブで問題ありません。
  • お米はインディカ米がオススメですが、日本米でも大丈夫です。サフランもない場合は不要です。

作り方

  1. フライパンに油を適量引き、牛肉の表面を強火でさっと焼く。
  2. 牛肉を深鍋に移し、全体が浸るまで水を入れる。ローリエ、潰したニンニク、薄切りにしたタマネギ1/2個分を入れ、弱火で3~5時間ほど煮込む。アクが出てきたら取り除く。
  3. 肉が柔らかくなったら、フォークや手で細く裂く。茹で湯は捨てずに残しておく。
  4. ニンニク、タマネギ1/2個分、ピーマン1個分、赤パプリカ1/4個分をみじん切りにし、適量の油でクミンパウダーと一緒に炒める。
  5. 野菜に火が通ったら、オレガノ、カットトマト缶、牛肉、顆粒コンソメを入れて10分ほど煮込む。水分が足りない場合は、牛肉の茹で湯を少し足して調整する。
  6. 残りのピーマン1個分、赤パプリカ1/4個分は千切りにし、ピメントオリーブと一緒に鍋に加えて2~3分ほど煮込む。
  7. お好みでカイエンペッパーや塩で味を調整する。サフランライスと一緒に盛り付けて完成。
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