【古都フエの名物料理】しじみ汁の混ぜごはん:コムヘン

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コムヘンとは?

コムヘンはベトナム中部の都市フエで有名な料理。

「コム」が「ご飯」、「ヘン」が「しじみ」を意味しており、その名の通り色々な具が入っている「しじみご飯」でしじみ汁が必ずセットでついてきます。

しじみ汁とご飯は別々に食べても、お茶漬けのように汁をかけて食べても、どちらでも美味しいです。

ただ一見シンプルに見える料理ですが、意外と手間がかかります。まず単純に、しじみの身と殻を分ける作業に時間がかかります。量もかなり必要です。

また、本場と同じように作ろうとすると、食材集めのハードルが非常に高いです。

例えばコムヘンには
・ハスイモの茎
・マムルオック
・スターフルーツ
・バナナの花のつぼみ
・豚の皮を揚げたもの
などの食材がよく使われますが、まず日本では使わない食材たちです。

バナナの花のつぼみは「バナナハート」という名前で稀に売られていますが、下処理がかなり手間なのであまりオススメはしません。

マムルオックは海老の発酵調味料ですが、匂いにかなり癖があり万人向けではないかな、と思います。(そもそも日本ではほぼ売ってない。)

ということで、今回は色々と他の食材で代用しつつ、少しアレンジしたコムヘンの作り方をご紹介します。(と言いつつも、あまり日本では使わない調味料も一部使ってますので、ベトナム料理屋さんでお試しいただく方が手っ取り早いかもしれません。。。)

材料

<分量:2人分>

お米:1合
しじみ:800~1,000g
タマネギ:30g
サテトム:小さじ1/2
ニョクマム:大さじ1
■トッピング
かいわれ大根:15g
もやし:40g
タケノコ水煮:40g
ピーナッツ:20g
豚の皮:20g
  • 豚の皮が無い場合、鶏の皮でもOK。
  • しじみの重量は殻込みです。可食部の重量は70g程度でした。ただし、「殻付き100gあたりの可食部は約25g」という目安もあるようなので、貝のサイズによって必要量が異なるかもしれません。
  • サテトムは「海老風味のラー油」と呼ばれるベトナムの調味料です。こちらはKALDIや成城石井などでも売っているので、比較的手に入りやすいと思います。

作り方

  1. しじみを砂抜きしておく。殻に汚れが付いているので、こすり合わせるようにして水でよく洗い流す。
  2. 鍋にしじみが全て浸かる程度の水を入れ、火にかける。しじみの口が開いたら、鍋から取り除く。
  3. しじみを身と殻に分ける。汁は引き続き中火にかけ、300ml程度の量になるまで煮詰める。
  4. しじみの身と、みじん切りにしたタマネギを適量の油で炒める。タマネギに火が通ったら、サテトムとニョクマムを加えて混ぜ合わせる。
  5. 豚の皮を小さく一口サイズに切り、カリカリになるまで揚げる。もやしはしじみの出汁でさっと茹でる。
  6. 炊いたお米の上に④のしじみと■トッピングの具材を載せる。しじみ汁は別皿に盛る。
  • 味が薄い場合はニョクマムか、市販のしじみスープの素を足してみてください。
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