オランダ

伝統的にプロテスタントの影響が強く、贅沢を控えることが美徳とされてきたオランダでは料理もシンプルなものが多い。例えばオランダの国民食とされるヒュッツポットスタンポットもマッシュポテトに野菜を入れるだけなので非常に簡単に作れる。

一方、オランダは一人当たりのチーズの消費量が世界トップクラスのチーズ大国でもあり(一位はスイス)、オランダ産チーズで有名なゴーダチーズエダムチーズは癖がなく食べやすいのも特徴。

オランダのチーズ市では大量のチーズが路面に並べられて販売される光景も見られる。(外側にワックスが付いているので、一見チーズには見えないのも不思議。)

他にもスイーツではオランダ土産で定番のストロープワッフルが有名。シナモン風味のワッフル生地でキャラメルシロップを挟んだお菓子だが、食べ方が重要。温かいコーヒーや紅茶のカップの上に置き、熱でシロップがトロっと溶けてから食べると更に美味しい。

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【コロコロ丸くて小さいコロッケ】ビターバレン

ビターバレンはオランダのファストフードで、ボール型コロッケのようなもの。フランス発祥でオランダ料理にもある「クロケット」に似ていますが、クロケットは円筒型、ビターバレンはボール型と形が違うほか、ビターバレンではナツメグを使うのが大きな特徴です。
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【タルタルソースで食べるタラのフライ】キベリング

キベリングはオランダの定番スナックになっているタラのフリットです。お店によっては様々なスパイスで味付けされているほか、ソースにはマヨネーズとニンニクを混ぜた「ガーリックソース」や、ピクルスやハーブも加えた「レムラードソース」が添えられるのが特徴です。
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【肉を肉で巻く肉好きのための料理】スラヴィンケン

スラヴィンケンは牛と豚の合い挽き肉をベーコンで巻いた料理。「肉×肉」な上にバターで焼くことが多いので、けっこうハイカロリー。日本での知名度は皆無に等しいと思いますが、オランダではスーパーでも普通に売ってるくらいのメジャーな料理です。
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【オランダ名物!ニシンのサンドイッチ】ブローチェ・ハーリング

ハーリングは日本でいうニシンのことで、塩漬けにしたハーリングをピクルスやタマネギと一緒に食べるのがオランダでは定番です。ブローチェ・ハーリングは、それをパンに挟んでサンドイッチにしたものです。予想以上に脂が乗っていて、よくあるサーモンサンドにも劣らない美味しさです。
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【美容師が考案したファストフード!?】カプサロン

カプサロンは2003年にロッテルダムで考案されたファストフード。フライドポテトにケバブやチーズをのせて焼き、ガーリックソースやサンバルをかけて食べる料理です。カプサロンとは「美容院」の意味で、とある美容師から度々リクエストされて作られたことに由来しています。
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【冬の食卓に欠かせない!青エンドウ豆のスープ】エルテンスープ

エルテンスープは乾燥させたグリーンスプリットピー(=青エンドウ豆)で作るオランダの国民食。スープと言いつつも、実際にはシチューに近い濃厚さで、オランダでは「スプーンが直立するほど濃厚」であることが良いエルテンスープの条件とされるほど。
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【トーストにチョコをかけるだけ】ハーゲルスラッハ

バターを塗ったトーストにチョコスプレーをかけるだけ、というシンプルなオランダの朝食。日本でチョコスプレーといえば、ケーキのデコレーションに使うイメージですが、オランダでは様々なフレーバーがあり、パンに振りかける食べ方もメジャーです。
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【忙しい朝でも作れる!オランダのオープンサンド】アイツマイター

例によってシンプルなオランダ料理。見た通りですが、ハム・チーズ・目玉焼きを乗せたオープンサンドの一種です。不味くは作りようがないシンプルさですが、逆に言うとハムとチーズの質が大事。チーズはゴーダなどオランダ産のものを使うと、より本場っぽくなります!
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【オランダの飢えを救った冬の定番料理】ヒュッツポット

ヒュッツポットは「ニンジン入りマッシュポテト」のこと。日本のマッシュポテトと言えば「メイン料理の添え物」というイメージですが、ヒュッツポットはそれ自体がメイン料理です。逆に牛肉の煮込みやソーセージをヒュッツポットに添えて食べます。
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【野菜たっぷり!】オランダのマッシュポテト:スタンポット

スタンポットはマッシュポテトに野菜をたっぷり入れたオランダの家庭料理。野菜にはケール、ほうれん草、エンダイブなどが使われます。スタンポット自体にはあまり味をつけず、ソーセージやグレイビーソースを添えていただきます!